Parmacy Suzu

ファーマシーすずの在宅について

現在ファーマシーすずでは積極的に在宅薬剤管理指導(以下、在宅)に取り組んでいます。 特に仙台にある「すず薬局六丁の目店」では、グループ内でも特に数多くの患者様を受け持ち、在宅を行っております。 変動はありますが2015年7月現在において、六丁の目店では施設の患者様を60余名、個人宅の患者様を20名ほど担当させて頂いております。 在宅を行うには豊富な人員配置、薬局の広さや立地、地域性なども関係してきますが、かかりつけ薬局を目指し、グループ全体として今後欠かせないであろう在宅の経験を積むという意味においても、六丁の目店は先進的に取り組んでいるという事になります。

在宅の具体例

さて、具体的に在宅に行くとどういった事を行うかといいますと、まずは医師が患者様宅を訪問し、診療を行い、その後処方箋を書いて薬局にFAXを送って下さいます。 薬局内ではFAXに基づいて調剤を行い、処方箋原本を回収し、FAXと原本を照らし合わせた上で患者様宅に薬をお届けしに行きます。 患者様のお宅にお伺いし、今回処方された薬の説明やきちんと薬が飲めているか、副作用や有害作用が出ていないかの確認、家庭環境などから治療上や服薬上アドバイスできる事がないかのチェックなどを行います。

具体的な例をいくつか挙げますと、
具体的な例をいくつか挙げますと、
錠剤を飲みづらいと訴える患者様に同じ成分の粉薬に変更するよう、医師に働きかける
他院から引き継がれてきた薬をチェックし、残薬を調整してお渡しする
副作用が疑われる症状を呈する患者様の状況を早急に医師に連絡し、対処法を相談する
家庭内での薬の保管や整理について、個別の状況を考慮し、アドバイスする

など、薬局内で薬をお渡しする時よりも、より患者様に近い位置から様々な手助けができます。 薬以外の世間話や相談事をされる事もよくあり、そういった面でも患者様に身近に感じて頂けていると実感できます。 末期がんの患者様も何度も受け持たせて頂いており、より責任は重く厳しいものですが、疼痛コントロールが良好になると辛い中でも笑顔を見せて下さる事もあり、とてもやりがいを感じます。六丁の目店では残念ながら無菌調剤室などは無く、中心静脈栄養の調整など一部の業務が行えないですが、薬局の機能の範囲内で精いっぱい患者様のお役に立てるよう、日々努力しております。

すず薬局六丁の目店 髙山 勝英

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